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10年越しの欧州旅の記 その2

その2 2004年10月16日-10月25日

10月16日 ブリュッセルの街並み
パリからベルギーのブリュッセルに移動。街並みがとても優雅で、とりわけグランドパレス前の広場が美しい。
アールヌーヴォーの名作であるタッセル邸とオルタ邸を見学。

ブリュッセルを後にし、アムステルダムに着くが、ホテルはどこもいっぱいでクリスチャンが経営しているユースを紹介してもらう。
夜は街中で若者たちが騒いでいて、少し怪しげな雰囲気。


10月17日 アムステルダムの夜
ロッテルダムに移動し、クンストハル(設計コールハース)とファンネレの煙草工場(外観のみ)を見学。
街を歩いているとコールハース的な近代建築は非常に多いが、これはオランダ独特の雰囲気。 
日本の近代建築は海外からどう見えるのだろうか。
アムステルダムに戻り、夜の街を散策。


10月18日 オランダの近代建築
ユトレヒトにあるシュレーダー邸を見学。
ガイドがドイツ語で解説してくれるが当然内容は分からない。
設計したリートフェルトは図面をほとんど描かなかったという。

バスを乗り継ぎ、MVRDV設計の集合住宅など見学。

オランダは国土の1/4が海面より低いだけあって、アムステルダムもとにかく水が近くにある。
どこに行っても川の横を歩いている感じ。
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19時にケルン行きの列車に乗り、ケルンでベルリン行きの寝台列車に乗り換え。
カーテンを閉めて眠りにつく。

10月19日 
ベルリンに着いて、早速ダニエル・リベスキンド設計のベルリン・ユダヤ博物館に行く。鋭利な外観、緊張感のあるディテールを備えながら、とても心地よく研ぎ澄まされた空間。あまりの良さに、一冊リベスキンドの作品集を購入。
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国会議事堂であるライヒスターク(ノーマン・フォスター設計)、DG銀行(フランク・ゲリー設計)などの建築が目白押し。オランダ近代建築とは違った普遍的な良さを感じる。
10分ほど歩いてヌーベル設計のギャラリーラファイエットへ。ガラスの円錐は実物よりも写真に撮ったときの反射が秀逸。
ベルリンはどこで食べてもソーセージが圧倒的においしい。


10月20日
宿のインターネットでメールを確認した後、AGEタービン工場往訪(外観のみ)。
その後ハンス・シャロウン設計のベルリンフィルハーモニーホールに行くが、さすがにチケットは取れない。
向かいにあるミース設計のナショナルギャラリーも休館。
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夜はレストランを探しながら歩くも、これも収穫なしで、結局昨日行ったスーパーと売店でサーモンとハンバーグ、ソーセージ、パンを買って部屋でビールを空ける。
ユースにて友人のささやかな誕生日祝い。
とにかく駄目な一日だったが、これも旅の醍醐味のひとつかもしれない。


10月21日
7:35の列車でチェコに移動。
偶然行きの関西国際空港であったバイト先の知人と一緒になる。
違う経路でヨーロッパを回ってめぐり合うのは不思議な感じ。
個室の二等席で仮眠をとる。

駅で宿を探していると優しそうな中年男性が宿の紹介をしてくれるという。
キッチン・シャワー付きの住宅のようなアパート。値段もかなり安い。
荷物を置いてアドルフ・ロース設計のミュラー邸の見学。
見学ツアーは早稲田の建築の人と一緒になる。


10月22日
ブルノ着。電話予約したミース設計のチューゲンハット邸の見学。
朝はピザを食べて、昼は街中のカフェにて一休み。坂を上ってチューゲンハット邸着。
外観は端正で気品のある佇まい。テラスから寝室に入り、光に満たされた螺旋階段を下る。
傾斜を活かしたシンプルながら立体的な動線。
これもバルセロナパビリオンと同様、自分が小さく感じてどこにいればよいのかわからなくなる。
1時間ほどのツアーを終えて駅に戻る。
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19時過ぎにオーストリア首都、音楽の都ウィーン着。
宿にチェックインしてからレストランを探す。
夫婦で経営している小さなレストランを発見。魚料理を注文するが、深みのある味付けに感動する。
余韻に浸りながら久々にゆっくりとした遅めの夕食。


10月23日
宿を出て坂を下り、ロースハウス(アドルフロース設計)、レッティ蝋燭店・ハースハウス・アメリカンバー・ブティック(ハンス・ホライン)、アンカーハウス(オットー・ワーグナー設計)など見学。
少し歩いてワーグナー設計の郵便局へ。土曜日のため外観のみの見学で、内部が見れなかったのは非常に残念。
大通りで指揮者の小澤征爾氏に遭遇。

夜のオペラを観るまで繁華街で買い物。
建築をまったく見ない時間もたまにはいい。
18時にチケット売場に行き、立ち見席を購入。
100人位並んでいた。立ち見ではあるが、オペラを500円程度で見れる文化は素晴らしい。
流石に舞台は見にくかったが、前半と後半で19:30~22時までオペラを堪能。
夜食にソーセージを購入して帰る。


10月24日
9時に音楽会館に行き、コンサートチケットを購入
少年団と青年団に、4人の歌集とオーケストラの構成。
ゆったりとした伸びやかな歌声にぼーっとなる。音楽会館を出て列車に乗り、ウィトゲンシュタイン邸からフンデルトヴァッサーハウスへ。
建築的には、機能・構造・形態と無関係な装飾は違和感があるが、一般的にはこれが人気があるのもわかる。

ワーグナーのマジョリカハウスを見た後、広場でビールを飲みながらぼんやりと過ごす。
日曜は店がほとんど閉まっており、何もできない。
夜はレストランでシーフードを食べるが値段が高い割にはそれほどおいしくない。
22:45の夜行列車でベネツィアに向かう。


10月25日
8:46水の都ベネツィア着。電話で宿を探すがどこも満室。隣で同じく宿を探していた日本人の方と相室でなんとか宿を確保。
その方は実家が奈良で、1年ほどトルコに住んで、ポーランド経由でイタリアに入り、その後日本に帰国する予定らしい。
ポーランドの夜行列車で貴重品を根こそぎ奪われたそうだ。
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街は細い街路ばかりですぐにどこを歩いているかわからなくなる。
サンマルコ広場は人よりもハトでいっぱいだった。
イタリアは非常に温暖なので、冬服と読み終わった本を郵便局から日本に送る。
水路だらけで自転車も車もないこの街は交通が不便だけれど、それが逆にこの街の良さをずっと保っている。

夜はレストランでパスタとピザを食べる。宿に帰る途中で果物屋でプルーンを、肉屋で生ハムとワインを買って宿に帰る。
ちょっとした晩酌の後、みんなすぐ眠りについた。

その3へと続く

2014.12.07 | 旅のこと

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