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10年越しの欧州旅の記 その3

その3 2004年10月26日-11月3日

10月26日
8時に起きて魚市に行く。
カフェでサラダとリゾットを食べ、列車でトレビゾに向かう。
駅からバスの降り先を間違えてしまい、延々と小1時間ほど歩いてカルロ・スカルパ設計のブリオン・ヴェガ墓地に着く。
カルロスカルパ自身の墓もこの中にあり、一輪のバラがそっと添えてあった。
DSCF0235.jpg

少し雨が降ってきたので雨宿りをし、バスに乗り込むがまたしても間違ったチケットを買ってしまった様子。
運転手は取りつくシマもなくバスをおろされる。

そんなこんなで予定よりも1時間遅れの20時に宿着。
近くのレストランで軽く晩餐。
本当に疲れた一日だった。


10月27日
7:51のヴェローナ行きの列車に乗る。
カルロ・スカルパのヴェローナ銀行を偶然通り掛る。
ジュリエットの家は幸せを願うたくさんの落書きでいっぱいだった。
広場でドーナッツを買い、丘の上のヴィラに上り街を見下ろす。
街は赤い瓦屋根と茶色い外壁で埋め尽くされている。
DSCF0035_201412071436310bc.jpg

丘を下り、カルロ・スカルパ設計のカステロヴェッキオ美術館へ。
これは古城を美術館に改修したもの。
列車が遅延し、フィレンツェには18時着。
夜は地元でも人気とのレストランへ行く。
値段も安く味もよい。席は多いがすぐに満席になった。


10月28日
ゆっくりと10時に起床。
ブランカッチ礼拝堂、サンスピリト教会、サンタクローチェ教会。
そしてフィレンツェで最も有名な建築の一つサンタ・マリア・デル・フィオーレへ。
6ユーロを払い、464段を上ってフィレンツェを360°一望できるクーポラまで登った。
これだけ大きなドームを作る技術に圧倒される。

街を散策していると、ヴェネツィアで同宿した人が声をかけてきてくれた。どうやらマフラーを忘れてきていたらしいが、イタリアは暖かいので全く気がつかなかった。
お礼を言って別れる。

レストランで食事をしたのち、宿で生ハムと果実酒で一日を締める。
イタリアは本当に生ハムが安い。


10月29日
8時起床、シャワーを浴びてチェックアウト。捨て子養育院とサンロレンツォ、メディチ家礼拝堂、ノヴェラ教会見学。
そして、街を一望できる丘の上のミケランジェロ広場へ。ここからもサンタ・マリア・デル・フィオーレの屋根は際だってよく見える。
DSCF0026_201412071433309bf.jpg

帰りのバスが予定発車時刻より10分早く来たため乗れず。
止むなく駅まで歩く。
駅ではほとんどの列車が遅れ、人であふれかえっていた。
列車の一時間遅れなどは、ここではザラらしい。

フィレンツェからローマの南へ行く夜行列車に乗る。ベッドではなく普通のシート席なのでなかなか寝付けない。


10月30日
6:30体が痛くて目が覚める。
目的地のマテーラ行きの列車が出るまで1時間ほど待つ。
一面に広がる畑と平野を抜けて2時間着でマテーラ着。
岩面をくりぬいて、あるいは岩に寄り添うように作られた白い建物の集積は圧巻だ。
ここでは犬は放し飼いにされており、少しびくびくしながら歩く。
DSCF0032_20141207143629b86.jpg

13:08発の列車に乗り、ローマに戻る。
駅に着いてから、日本人宿イタリアインを目指して歩く。
目印が分かりにくく少し迷いながら何とかたどり着く。
夜はなかなか寝付けず、宿に置いてあった漫画を読みあさり、気づけば時計は深夜2時を回っていた。

10月31日
10時起床。
通りを歩いていると、またしてもヴェネツィアで出会った人に遭遇。
ちょうどイタリアインを目指してきたらしい。
宿に案内し、3人でローマ観光。コロッセオ、フォロロマーノ、トラヤヌスのマーケット、トレヴィの泉など、観光地を巡る。

サッカー好きの友人に連れられてセリエAの試合を観にスタジアムへ。
思ったよりもフィールドが近く臨場感がたっぷりある。
夜は人気のピッツァリアに行くが、どうも舌にあわない。
スーパーで仕入れた食材で宿で口直し。


11月1日
シャワーを浴びて、昨日買ったソーセージと卵でスクランブルエッグを作る。
途中でスリに狙われたりしながらも、バチカン市国のサンピエトロ大聖堂へ向かう。楕円の広場は中央に向かって緩やかに傾斜しているのが心地よい。
一日ローマ観光して終了。帰国が迫ってきている。


11月2日
今日はローマ最後の日。
楽しみにしていたパンテオンに向かうが一部改修中になっている。それでも空間のすごみはよくわかる。天井の穴は直径9mもあり、これを2000年前に作った技術力に脱帽。
DSCF0040_20141207143859bc5.jpg

近くのスーパー等でおみやげを購入。宿に帰り、宿の人たちと近所のトラットリアで夕食。
イカ墨パスタ、エスカルゴ、骨付きステーキなど。
どの料理も今までのイタリア料理で一番おいしかった。
宿に帰ってすぐに就寝。
夜半に目が覚め、しばらく本を読むもいつの間にか寝てしまい、気づけば朝に。


11月3日
シャワーを浴びて荷物を整理。
みんなに別れのあいさつ。
空港では20分遅れで離陸し、1カ月ぶりにヘルシンキ空港着。
ここはトランジットで経由のみ。再び9時間の空旅へ。
機内で映画を見て眠ろうとするが寝付けない。

仕方なく日記をつける。
この旅で出会った人のことを想い出す。

旅先で偶然にも幾度か会ったバイト先の人。こんなこともあるんだと思った。
ヘルシンキのユースで出会った日本人。東京で妹さんと同居しているらしい。
バルセロナで同宿した政治家秘書とイギリスへの留学生
明治大学建築の学生。どうやら同い年 ※後年の補足だけれど最初にmixiやfacebookを勧めてくれて何かと繋がっている。
パリで泊めてもらった留学中のサークルの後輩
バルセロナからポルトボウ行きの列車で一緒だったアメリカ人。
ウィーンの小さなレストランを英英している夫婦。
チェコで宿を紹介してくれた髭の生えた中年男性。
ベネツィアからローマまでお供した奈良の人。日本に帰ってからも何回かお会いできた。
イタリアインでお世話になった人たち。

日本を出て20日くらいで寝床を転々とする生活に少し疲れた感じはあったけれど、1ヶ月は本当にあっという間だった。
この旅はこれからどんな根っこを自分の中におろしていくだろうか。

たくさんの建築とたくさんの出会いを思い出しながら、ふと時計を見ると日本時間の5:00を回っていた。
もうすぐ日本に着く。

この汚い字で綴った日記も今日で終わり。
これから始まる新しい日々に期待を込めて、ノートを閉じる。

2014.12.07 | 旅のこと

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