葉月から長月へ、そして秋刀魚

8月9日 曇りのち雷雨
埼玉の蕨での祭にジャンベとギターで出演。
駅を降りてから、大学の友人が住んでいて4年ほど前に一度来ていることを思い出した。
これも何かの縁。
祭ではやや雨に打たれるも、やっぱりステージの上で演るのは気分がいい。
雨の中、傘をさしながら見てくれたお客さんに感謝。

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8月15、16日 晴れ
大阪へ帰る。
ばあちゃんが元気そうでなによりだ。
谷六でレンタサイクルをして大阪城から天満、桜ノ宮北新地、うつぼ公園を一巡り。
そして、当然のごとく筋肉痛となる。

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8月17日 晴れかも
駄目もとで応募していたe+で朝霧ジャムのチケットが奇跡的に当たる。
行き方は考えていない。バスかレンタカーか。
秋の楽しみがひとつ増えた。

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8月22日 晴れ
レンタカーを借りて大学の祭の後輩と箱根へドライブ。
思いのほか高速は混んでいなかった。
前から見たかったポーラ美術館に寄る。
建築もさることながら、展示品もいい。
緑に囲まれた箱根は気温もぐっと涼しく、いろんな意味での避暑地だ。
沼津漁港で刺身を食べ、温泉に入ってゆっくりと東京へ。
ベイブリッジからレインボーブリッジへ抜け、霞ヶ関をぐるぐる回り、目黒へ戻る。
男二人でのデートスポット巡り。
車に乗ると本当に地理がよくわかる。

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8月29日 晴れ
高円寺阿波踊りを大学の軽音サークルのメンバーで見に行く。
人が多すぎてまともに動けない。
けれども、あの鳴り物を聞くとテンションは勝手にあがるのだ。
祭りの後も人がはける様子はなく、街はお祭りモード。
普段は絶対入らないであろうスナックに突入し、ゲストで現れたチヅさん(推定75歳)と一緒にお酒を飲む。
じいちゃん、ばあちゃんが元気な街はきっといい街だ。

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8月30日 晴れ
選挙に行く。
今日は休日出勤。
夜はずっとニュース速報を見る。
何かが大きく動いたようだ。

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9月3日 雨のち曇り
室内で魚を焼くと報知器が鳴るので、ベランダで秋刀魚を焼く。
秋-刀-魚 綺麗な言葉だ。
油断して室内に大量の煙が吹き込む。

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9月4日 晴れのち雨
高校生クイズを見続ける。
何かを目指して頑張り続けることは重要なことだし、とても美しい。
たいした成績ではなかったが、僕も高校の陸上部の引退試合の後、少し泣いたかもしれないことを思い出す。
早く走るのは好きではなかったが、辛さを乗り越えた時のあのフワーッと包まれるような感覚が好きだった。
さだかな記憶は、もはやあいまいになってしまったけれども、その感覚だけは今も覚えている。
今月は読書の月にしよう。
たくさんの知識があればあるほど、遠くまで見えるはずだ。

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9月5日 晴れのち小雨 ちょっと地震
図書館で前から読みたかった建築の本を入手。
1冊7、8000円もするのでとても個人では買えないものばかりだ。
しかし、学者はすごい。
僕なんか後ろの参考文献を全部読もうとするだけで一生を終えるだろう。
本は流し読みが大切。前書き、あとがき、目次を読んで内容を把握し、中身は一気に最後まで流す。
そして、しばらく置いてもう一回流し読みすると大事なところはもう一度インプットされるし、また新たな発見があるときもある。
小説でも論文でも、本当にいい本にであった時にゾクッとするあの感じがすきだ。
借りた映画を見るが30分くらいで早送りをしてしまう。
ドキュメンタリーは自分の感覚的に見れるやつと見れないやつの差が激しい。

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9月6日 晴れ
街に煙が立ち込めている。
火事ではない。
無料配布される6000尾の秋刀魚を焼く煙である。
今日は目黒の秋刀魚まつり。どこもかしこも秋刀魚、秋刀魚。
ただし、無料配布される秋刀魚を手にするためには、4時間も並ばなければならないという代償が必要なのである。
潔くあきらめて家で秋刀魚を焼くことにする。
東京の夜はもう半袖が寒いくらいだ。

2009.09.06 | 日々のこと '06-09

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